ハナタバ商店

若さゆえ

ハナタバは数日前から、ノドが痛い、鼻水が出る、咳が出ると、体調不良を訴えていました。
『見て、喉が腫れてるでしょ!?』と、半ば自慢げに何度も見せ付けられたものです。
昨晩も咳が出るからと、咳止めシロップを服用してから就寝。

さて今朝。
『おい、今日の水泳は見学な』と伝えたところ。
『・・!!ええええええええ?????なんで!????』
『なんでって、お前。何日も調子が悪いじゃないか』
『えぇぇぇぇ!大丈夫だよ。熱だってないでしょ!!なんで!!なんで!!!』
と、大泣き。

ここで大泣きし始める辺り、既に体調が悪い時のグダグダモード。
6年生でこんなに泣くということは、よほど楽しみだったのでしょう。

『自分でもずっと調子が悪いって言ってたし、昨日は咳も出てたじゃないか』
『そんなの、たまたまだよ!』
『バカモノ!!親としてプールに入れる訳にはイカン!!』
『大丈夫だよ!』
『今ムリしたら、来週一週間入れなくなるかもしれない。
 それにプールで周りにうつしたら迷惑だろ!』
『うわぁぁぁぁぁぁん!!なんで・・!!!楽しみにしてたんだよぉぉぉ・・!!』

子供の頃というのは、自分の身体の具合が分からないもの。
疲れていてもイマイチ理解できないし、気分によって体調なんか幾らでも変わります。
そして一気に崩れる。
上手く手綱を引いてあげるのも、大人の大事な役目ですね。

仁義なきカルタ

ハナタバは小さい頃から勝負が好きではありませんでした。
生来の気の弱さもありますが、負けたら悔しすぎる事も大きいようです。
特に僕はハナタバに負けてあげないスタイルなので、尚更。

低学年の頃は本当に酷いものでした。
普通に勝負してるだけなのに、かなり激しい一喜一憂。
ギャー!!と叫び、訳の分からないことを口走り始め、失敗すると地団駄踏んで転げまわる。
負け始めると尋常でない悔しがり方をして、しまいには大泣き。

また勝負の最中にはダミアンのように性格が悪くなっていたのも、
勝てないことに対する腹いせだったのでしょう。

そんなハナタバも成長するにつれ、徐々に大人と勝負できるようになってきました。
勝負の最中に見せていたダミアンっぷりも、今やすっかり鳴りを潜め、
冷静に大人と対等の駆け引きを楽しむ術を身に着けてきたようです。

考えてみれば、友達と色々なゲームや勝負をするようになってから急激に変わり始めた気がします。
やはり友達との関係から学ぶこは本当に多いようで。

今ではカルタ大好き。
チェスやオセロも大好きです。
チェスなどはヨメハッチャンと勝負しては、時折負かしています。
(僕はボードゲームが苦手なので、最初から勝負しません)

こうして夜には親子三人でカルタに興じることもしばし。
今夜もハナタバの声が響き渡ります。

※ちなみにこれはダジャレカルタという物です。

R0017693.jpg

チチのチチ

最近は僕がハナタバを抱き締めてやろうとすると嫌がります。
反応が面白いので、上半身裸で抱き締めるのですけど。

『ギャー!ヤメテー!』
『フハハハハハ!!どうだ!嬉しいだろう!!』
『ヤメテー!乳首が目に刺さる!!!』
『遠慮するなー!!っほれ!チチ毛ボンバーだ!ハハハ!!』
『あ!本当に目に刺さった!!もうムリ!!』
『ハハハハ!!』
『あ、お父さん。目がもうダメだよ、目薬ちょうだい!!』
『ハハハハ!!』
『目が!目がぁ・・!』

と、ムスカ大佐のような声を上げるハナタバ。
そんな調子でお父さんは嫌われていくのですね。

検索機能

ハナタバは俄かに色気づいてきました。
風呂で聞く話も、昨年までとは少しづつ様子が変わってきます。
例えば学校の授業。
図書館で調べ物をする授業での一幕。

『みんな真面目にやらないんだよ』
『というと?』
『検索する機械があるんだけど、みんなオッパイとか検索してんの』
『ほほぅ』
『それでみんなで見てんの』
『んで?』
『・・』
『・・で?』
『・・僕も見たけど』
『だろ!』

と、ハナタバと二人で笑い合うのです。

世界の中心で愛を叫んでみた

ハナタバは先日、学校の友達と連れ立って後楽園遊園地に行きました。
子供らだけで遊び回るのは気兼ねがなくて楽しいものです。

さて、遊園地には沢山のアトラクション。
その中でも子供らに人気なのはコースター系。
(男子7人で、誰一人お化け屋敷には行きたがらないというヘタレぶり)
特に楽しかったのは、タワーハッカーのようです。
(高さ40mのワターから落下するアトラクション)
どうも子供らなりの楽しみ方があるようで、ハナタバが興奮気味に語ります。

『あのね。タワーから落ちる時が凄いんだよ!』
『何が凄いんだ?』
『タワーの頂上から落ちる時、みんな好きな人のことを叫ぶんだよ!!』
『なんだってー!!!』
『○○さーん!好きだー!結婚してくださーい!!とか叫ぶの!!』
『な!な!なんだってー!!!』
『でね。みんなで叫ぼうっって言って、僕だけハメられたんだよ!!』
『え??』
『みんな叫ぶって言って叫ばないの。僕だけ叫んじゃった!!!』
『な!な!な!なんだってー!!!』
『・・・(涙)』

・・可哀想な子!

ハナタバの想いが届くことはあるのでしょうか。

画風

先日、身内から贈り物を貰ったので、ささやかなお礼を用意しました。
そんな時、やはり手紙の一つも添えるのが嗜みというもの。
いくらメール時代になったとはいえ、手書きの手紙に勝るものはありません。

僕は字が苦手ですが、何とか頑張って筆ペンで一筆スラスラ。
ハナタバにも贈り物を貰っていたので、ちょとした手紙を書かせました。

さて大切なのは気持ちとはいえ、ハナタバの作文能力はゼロ。
余りに拙く、余りに短い文書。お前は小学一年生か・・。
高学年とは思えない文章に溜め息をつきつつ、仕方ないので絵を添えさせることにしました。

『何を書けばいいかな?』
『うーん、じゃあポンちゃん(愛犬)でも書けばいいさ』
『分かった!』

〜1分後

『・・お父さん、こんなになっちゃった・・』
『どれどれ。ん・・!!こっ・・、これわっ・・・!!!』

R0017664.jpg

余りに渋く、余りにダンディな画風。吹き出しには『・・・』。
何故だ!!
小学生とは思えない画風に大笑いです。

ちなみに2年前に書いた愛犬の絵はコチラ。

070610-モン絵画03ポン様

一体お前の心に何があった・・!?

クレオパトラ

我が家のヨメハッチャンは昔から余り化粧っ気がありませんでした。
肌に自信があるとかいうのではなく、
単に関心が低かったいう理由に因るところが大きかったのです。
あぁ、なんというマスラオぶり!

ところが、このところ俄かに化粧に気を使うようになってきました。
すわ男の影!?なんてこともなく、本人いわく
『さすがにメイクしないとマズい年になってしまったのよ』とのこと。
いや、元々マズいだろうというのは胸にしまっておくべき言葉ですね。

生来の凝り性なこともあって、洗面台には多くの基礎化粧品が並び、
毎日のスキンケアに余念がありません。大人の女性として素晴らしいことです。
さながら札束で肌をコーティングしているとも言えるでしょう。
パックしている顔を、愛犬からウーウー吠えられたのも良い思い出です。

さて、そんなヨメハッチャンは気合を入れ過ぎてしまう事が有ります。
場合によっては石原真理子のような(それはそれでマニア受けしそう)眉毛になったり。

先日さる友人の結婚式に出席するべく、気合を入れてメイクしたのですが。
ハナタバが見るや否や、
『お母さん!!クレオパトラみたいになっているよ!!!!!』

世界の歴史を変えるほどの美しさ・・、という意味では当然ありません。
やはり奥の深いメイク道は、一朝一夕では身につかないようです。
さあ涙を拭くのさ、ヨメハッチャン。

メイク魂に火を点けろ!

4651-l.jpg

ボール

このところハナタバは野球に夢中。
つい一年前までは、ファールやフライといった言葉さえ理解してなかったのに。
学校で今日はヒットを打っただの、本当に嬉しそうに話すのです。
休みの日も友達と公園で野球をやるようになりました。
まさに『磯野ー!野球やろうぜー!』の世界です。

さて、そんなハナタバはボールを2個持っています。
いずれも名前を書いてなかったので、僕に書いて欲しいと持って来ました。
そこで少しイタズラ心を働かせた僕は、縫い目のラインを輪郭に見立てて顔を描いてみたのです。
意外なことにハナタバは大喜び。
『僕も描くよ!』とスラスラ描き始めます。
そして『お母さんも描いて!』と、結局みんなで描くことになりました。

【1個目】
ハナタバ作
R0015604.jpg

お父さん作
R0015607.jpg

お母さん作
R0015605.jpg


【2個目】
ハナタバ作
R0015611.jpg

お父さん作
R0015615.jpg

お母さん作
R0015610.jpg


みんなで描き終わってから、ハナタバが一言。
『コレいいなぁ・・。使わないで取っておこう・・。』
使えよ!

本質

少し前、一緒にニュースを見ていた時のことです。

北朝鮮の人民会議で、金日正が云々というニュース。

『最高人民会議で金日正は、国防委員長が選ばれました。
 他にも※※と、※※を兼任することとなり・・云々』

僕は特に何も言わずに見ていたのですが、ハナタバが言います。

『ねぇ、お父さん。これって金正日が一人で幾つもやるってこと?』
『そうだよ。』
『ええ?それってマズくないの?それじゃまるで王様じゃん!?』
『どの辺がマズいと思うんだ?』
『だって、一人で何でも決めちゃうってことでしょ?それって危ないよね。』

おぉ・・
ちゃんと物事の本質を見抜いているなぁと、僕は少し感心しました。
勉強はカラッキシでも、段々と大切なことは理解し始めているようです。

布団男

我が家は親子三人で川の字になって寝ています。

二枚の敷布団に三人で寝ているのですが、
掛け布団は各自に割り当てがあります。

僕なんかは一年中薄い毛布一枚で寝ているのですが、
ハナタバは非常に寒がり(そして暑がり)。

『お父さん、僕寒いんだけど・・』
『ちゃんと掛け布団があるじゃないか』
『一枚じゃ寒くて。もう一枚ない?』
『・・もう一枚、だと・・??』
『うん。出してくれない?』
『布団なら、ここにあるじゃないか!』
『え??どこ???』
『俺がッ!布団になってやるってことサ!!』
『ギャーーーーーー!!!!』

トンフルエンザ

まさしくパンデミック。
この何日かの流れは、不謹慎ながらまるで映画を見ているようです。

さてハナタバ。
実は先日までインフルエンザで学校を休んでいました。
全く関係のないインフルエンザですが、あと一週間ばかりズレていたら
病院での検査やら質問やら、大変なことになっていたことでしょう。
まさにタッチの差です。

さて、いよいよフェーズも5に引き上げられて緊急の度合いを増してきました。
ハナタバの学校も、関東で感染者が確認されたら学校閉鎖だそうです。
このままいくと、近いうちに閉鎖に至る可能性は低からずといったところでしょうか。

スペイン風邪の時代と今の我々が違うのは、今は情報を伝達して予防する能力を持っていること。
決して焦らず騒がず、感染しないよう、感染を広めないよう、
社会全体の対応が問われる場面だと思います。

100年殺し

ハナタバはよく手や足をちょっと擦りむきます。
すると大げさに『痛い!』『血が出た!』『消毒!!』とか騒ぎ出します。
確かに消毒などは大切なのですけども、
男がイチイチ騒ぐなという意味を込めて言うのです、
『大丈夫!ツバでも付けときゃ治る!』
『えぇ〜』と不満そうなハナタバ。
『そんな傷で死にゃしないよ』
『死ぬよ!』
『死ぬか!バカ!!』
『100年後に死ぬよ!!』
『・・なるほど!』

これぞ正に小学生クオリティ。

大発見ブーメラン

ハナタバは日々いろいろな事を吸収しています。
自分の考えも述べるようになりました。
子供なりの小さい視野の中でも、自分で考えるのは本当に大切なこと。

しかしよくよく聞いていると、ハナタバの意見の多くは
以前誰かがハナタバに言っていた事。

一度耳にしたことが頭の中で消化されて、
しばらくすると自分の意見として吐き出されるようなのです。
本人の自覚は薄いようですが。

例えば歯ブラシ。
『僕は凄い発見をしたよ!』
『どうしたんだ?』
『歯ブラシがダメかどうかの見分け方!』
『ほほぅ』
『歯ブラシを裏側から覗いてね、毛が広がって見えたらダメなんだよ!
 凄いでしょー!僕が発見したんだよ!』

けれどそれは少し前にヨメハッチャンが教えていたことなのです。
僕が教えたことも大発見として返ってくる事が多々あります。
そこで『凄いなぁ!』と返してあげることが知識の定着と、本人の自信に繋がることでしょう。

なるほど。
思い返してみると、自分の幼少期にも覚えがあります。
親の『そうだねそうだね。偉いね〜』という言葉の大切さを、今更ながら感じずにおれません。

子供の成長は、いつだって興味深いものですね。

ジャミラ

ハナタバは今日も元気です。

R0014043.jpg

二人は仲良し

愛犬ポンカンとハナタバは仲良しです。

ハナタバは犬アレルギーなんですけども。
そんなのは二人の愛を阻む障害にはならないようで。

ハナタバが呼べば、ポンカンが駆け寄る。

子供にとって、犬は良き友人ですね。

P3309878.jpg